どんどん分布が広まってきましたね。 ダニが持っている人間に影響を及ぼす
殺人ウイルスの話です。
各種の新聞社がこの話題を報道しておりました。
たとえば、毎日新聞 静岡版では、
【 SFTS : マダニ注意 県内初、ウイルス確認 「草むら、肌露出避けて」 /静岡
毎日新聞 2013年08月30日 地方版 】 と見出しを付けて記事を書いています。
朝日新聞デジタルでは、2013年8月29日20時28分に、
【 マダニ感染症、東へ 中部地方でもウイルス確認
ダニからウイルスが見つかった地域と患者の発生地域 】 と言う見出しで
同様の報道をしています。
毎回、当ブログを読まれている方は御存知だと思いますが、
絶対に重要な事は、ニュース源まで辿って、【 ウラを取る 】と言う事です。
うわさ話に踊らされない事ですね。 発表元も、大手の機関なら、さらに良いですね。
そこで、厚生労働省の研究班に尋ねると教えて下さるわけです。
自分で調べて分からない事でしたら、担当者に直接聞いてしまう手もありますが、
ちゃんと厚労省のホームページに正式発表されているような内容なら、
それを読みましょう。 電話をしては迷惑ですからね。
【 長い文章は苦手 】と言う方も、ちゃんと読んでおいた方が良いですよ。
特に、山に行かれる方は、しっかりとダニ対策をしていきましょうね。
人間のダニ対策は、このブログの下の方に書いておきました。
ちなみに、【 ニュース源 】になるホームページですが、次の3つが分かり易いでしょう。
厚生労働省
1)重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスの国内分布調査結果(第一報)について
【平成25 年8月29 日】
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20130829-01.pdf
2)重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A 【一般向け】
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html
国立感染症研究所
1)重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは
http://www.nih.go.jp/niid/ja/sfts/3143-sfts.html
2) の『重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A 【一般向け】』 の
一問を参照させて頂きますと、
【 問18 】 ペットにマダニが付いていたのですが、そのマダニを介して
ヒトが重症熱性血小板減少症候群にかかることはありますか?
【 答 】 ペットに付いているマダニに触れたからといって感染することはありません。
ただし、マダニに咬まれれば、その危険性はあります。
マダニ類は犬や猫等、動物に対する感染症の病原体を持っている場合もありますので、ペットの健康を守るという観点からも、マダニの駆除を適切に行いましょう。
ペット用のダニ駆除剤がありますので、かかりつけの獣医師に相談してください。
散歩後にはペットの体表のチェックを行い(目の細かい櫛をかけることも効果的です)、マダニが咬着している(しっかり食い込んでいる)場合は、無理に取らず、獣医師に除去してもらってください。
★ 最後に、山梨県と静岡県までウイルスが来ていると言う事は、山が続いている訳ですから、神奈川県にもウイルスが侵入してきている可能性がありますね。
あくまでも可能性ですが。 次回の厚生労働省の研究班の報告を注目しておきましょう!!
★ 厚労省は、4月25日に【【 ウイルス保有のダニ対策 】】について、このように発表しています。
これは人間のダニ対策の厚労省推奨方法です。
SFTSについて今のところ有効な抗ウイルス薬やワクチンはなく、対症療法が中心となるため、ウイルスを媒介するマダニ類に噛まれないようにすることが重要。
★★★ 最後に、動物さんは自分ではダニを駆除できません。 動物さんのダニは飼主様の責任で絶対に予防をしましょう!! かかりつけの獣医師に聞いてみて下さい。 ダニ VS 動物に関しては御指導できると思います。
★ 当院では、有効なダニ予防薬を複数用意して処方させて頂いておりますので、 御安心下さい。
犬の耳に付いた、重症のダニ寄生の写真を紹介します。
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【 気持ち悪いので、写真を小さくしておきますね 】
メリアル社の協力に感謝します。