皆様、内視鏡検査ってご存知ですか? 私たち人では、健康診断でも使われるようになっていますので、ご存じの方は多いと思います。
そこで、今回は動物たちに行う内視鏡検査のご紹介をしたいと思います。 内視鏡検査は、長く、様々な角度に曲がる特殊なスコープを口から、または肛門から入れて胃腸の中を診る検査です。
当院では、正規の動物用内視鏡を導入していますので、ワンちゃん、ネコちゃん共に、安全に実施することができます。
内視鏡検査をどんな時に行うかというと、動物たちで一番多いのは・・・誤食・誤飲です。 とくにワンちゃんは、何でも飲み込んでしまいます。
内視鏡で摘出したものの例として、おもちゃ、コイン、ボタン、靴下、ももの種、石、ひも、消しゴム、画鋲などなどです 。
内視鏡では、胃の内の異物は取ることができますが、異物が腸にいってしまうとスコープ(有効長140cm)が届かなくなるため、取る事ができません。
その時は、お腹を開ける手術が必要な場合があります。 動物たちも痛いですし、負担も増えてきます。
小さな大切な家族のために、何か飲み込んだ場合は、早めにご連絡下さい。
鈴木獣医師