【 重要 】SFTS マダニ感染から3名の死亡報告

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 致死率10%程度の新ウイルスが、山口県に続いて愛媛県、宮崎県で人間に感染し、残念ながら死亡された。

 

 おとなりの中国で発生した新型ウイルスだが、日本でも感染が広がりそうな予感がする。

 

 

 家庭動物では、主に犬に感染するが、まだ犬での【 発熱・血小板減少症の症例報告は無い 】。

 

 

☆ こういう時に重要なのは、信頼できる情報源だと思う。

 

 厚労省のホームページで正確な情報が発表されているので、ぜひその発表を中心に信用して頂きたい。

 

 初感染発表の際に、厚労省はQ&Aを掲載している。 一般の方向けの情報も入っているので、参考にされて頂きたい。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002u1pm.html

 

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002u1pm-att/2r9852000002u221.pdf

 

 

☆ では、何か予防方法は無いか。

 

 一般論であるが、犬猫の方が人間よりもマダニには感染しやすいので、まず家庭内での侵入路である【 犬猫のダニ感染 】を徹底的にカットしたい。

 

 ダニは、ノミと違ってピョンピョン飛び跳ねないので、基本的には【 接触感染 】である。 接触感染とは、草などに付いているダニが、たまたま触れた動物や人間の皮膚に移動してくると考えて頂いて良いと思う。

 

 犬猫は、【 優秀な予防薬 】があるので、安心して頂きたい。

 

 当院では、皮膚に付ける外用薬と口から飲む内服薬を用意している。

 

 一度【予防薬】を付ければよいモノではなく、定期的に処方しなくてはならない。

また、100%予防できるものではないので、その点をあらかじめ御了承いただきたい。

 

 

☆ 人間の予防方法は? 

 

 この方法論に関しては専門外なので、ここに書く事は避けさせて頂きたい。

 

 とにかく、マダニが居そうな場所には行かないに越したことはない。

 

 また、マダニが居そうな動物たちに、気安く触れない方が良いと思う。

 

 

☆☆ 現在、申し上げられる事は以上のレベルであるが、ぜひマダニ感染を軽視しないで頂きたい。

 

 

☆ 最後に

 

 最後になりましたが、今回お亡くなりになりました方々のご冥福を心からお祈り申し上げますと共に、御家族の御心痛をお察し致します。

 

 そして、一日も早く御心痛が癒されます事をお祈りしております。

 

Page Top