泌尿器科は腎臓や膀胱などの疾患に対応する科目です。
泌尿器の疾患は頻尿・血尿・尿が出ないなど様々な症状が出ます。
腎臓機能の低下や、結石ができている、細菌感染などその原因は様々です。
こういった疾患に対して、外科と内科の両面から治療を行える体制を整えております。
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国際最高水準の泌尿器診療 | 水素療法、オゾン療法 ドイツ式自然療法など |
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泌尿器の疾患はダメージを受けている臓器によって症状が異なります。特に泌尿器の疾患は慢性化しているものもあるため、定期的に検査を行うことが重要です。
また、泌尿器のみなのか、他の疾患が影響しているのかなどの原因を精査することが重要となります。そのため、多面的に検査できる体制を整えております。
試験紙や顕微鏡などを使用して、細菌、結晶、炎症などの尿内の成分を確認します。
尿比重計を使用して、尿中成分の状態を実数で測定します。
慢性腎臓病で検出されたり、腎臓病を進行させるといわれている尿たんぱくを測定する検査です。
腎臓の大きさや形、結石の有無を確認することができます。
必要に応じて造影剤を使用し、腎臓の詳細な評価も行います。
腎機能や、尿毒素を測る事が血液検査では出来ます。特に、特殊検査項目ですが、腎臓の機能が落ちてきた初期に出現するSDMAは良い検査です。
今まででしたら、2つの検査を駆使しても見つからなかった異常を、CT検査では容易に見つける事が出来ます。
当院で実施している泌尿器科診療での対応例の一部をご紹介します。
慢性腎臓病とは、ヒトの米国腎臓財団が2001年に発表した透析導入前の腎疾患の管理を含めたガイドラインの中ではじめて提唱した疾患概念で、①3か月以上持続する腎障害または②3か月以上持続する糸球体濾過量(GFR)の低下を示すものと定義されている。
いわゆる、多飲多尿という多くの水を飲んで大量のオシッコをする、と言う病気の一つである。
発現する臨床症状は、結石の局所刺激性炎症症状である疼痛、血尿、尿路閉塞などに起因し、下部尿路においては排尿異常として現れる。また、上部尿路においては、片側性病態では非特異的にみられる腹痛や血尿以外には特に明確な症状を認めることなく見過ごされるケースが多く、両側性では、重度腎障害を引き起こすケースが一般的となっている。
猫尿路下部疾患とは、猫における下部尿路に生じる疾患に起因する様々な臨床症状を包括した用語であり、特定の病因や疾患名を指すものではない。
猫尿路下部疾患では、一般的に、頻尿、排尿時間の延長、不適切な場所での排尿、排尿痛(排尿時に鳴く)、血尿、膿尿、失禁といったさまざまな下部尿路症状がみられる。
閉塞性猫尿路下部疾患では、上記の症状に加えて、排尿困難や触れるのを嫌がる、外陰部を過剰に舐めるといった行動がみられる。完全閉塞が24時間以上経過すると、前述の排尿異常のほかに食欲不振、嘔吐、沈うつといった腎後性高窒素血症の臨床症状がみられるようになり、さらに病態が進むとショックに陥ることがある。
尿道閉塞は機械的な閉塞と機能的な閉塞に分けられる。機械的な閉塞は①結石などの異物による閉塞②器質的狭窄があり、機能的な閉塞は①脊髄より上位の中枢神経障害②尿道括約筋の痙攣③排尿筋ー尿道協調不全がある。
前立腺肥大は、精巣から分泌される性ホルモンの働きにより発生する。前立腺容積が増大すると、骨盤腔内で直腸を圧迫し、排便異常や排尿困難を引き起こす。