当院では、ウサギの診療として健康診断、飼育相談、不妊手術などのご相談から、各種検査や手術などを行っております。ウサギのフードも各種御紹介しております。
特にウサギは上下の歯が生涯伸び続けるため、自身で歯の長さを適切に保つことができなければ歯科関連のトラブルに繋がってしまいます。そういった歯科関連のケアも行っております。
ウサギは臆病で怖がりであるため、小さな物音に驚いたりとても警戒心が強い動物です。
また、病気になっても具合の悪さを我慢してしまう傾向もあるため、症状が出た時には手遅れになっていることもあります。
そのため、日々の様子をしっかりと見てあげて、いつもと様子が違わないかなどを確認してあげましょう。
ウサギが健康で快適な生活を送っていくためには、腸内環境を正常に保つことが重要となり、毎日の食事で適切な「繊維」を摂取させてあげましょう。
食事は毎日、一定量のペレット(ラビットフード)を与えつつ、牧草(チモシー)を自由採取させてあげるようにしてください。ケージ内に常時与え、十分に採らせてあげる方法が理想です。
また、ウサギは慎重な性格でもあるため、食べ物に強いこだわりを持つ動物です。子ウサギの頃から食習慣をしっかりとつけてあげられるようにしましょう。
ウサギの飼育には個々のテリトリーが確認できるように、十分な広さを確保してあげましょう。
また、温度変化に弱いので、ストーブやエアコンの近くにケージを置いたり、隙間風のあたる窓のそばやドアの近くに置くことは避けましょう。また、臆病な性格でもあり、敏感な耳を持っているため、テレビや音楽機器のすぐ近くなど大きな音の鳴る場所も避けましょう。
一箇所に場所を決めて排尿、排便をする習慣があるため、比較的楽にトイレを覚えてくれるようになります。
ウサギは上下の歯が生涯伸び続けるため、自身で歯の長さを適切に保つことができなければ歯科関連のトラブルに繋がってしまいます。そのため、不正咬合などにならないように、定期的に歯のチェックを行いましょう。前歯の状態は目に見えやすいので飼主様でも気づきやすいですが、奥歯の状態は見えにくいため、トラブルになってからのご来院も多くあります。
「歯が正しく削れる生活」を意識してあげることも歯のトラブル予防のために重要です。
爪切りは飼主様の多くがかなり苦労されている方が多い印象です。庭や屋外で生活してるわけではないので、室内での生活では、爪が削れることもなく、どうしても爪が伸びてきてしまいます。
爪が伸び続けてしまうと、引っかけて折れてしまい出血してしまうといった事もよく起きます。
ご自宅で爪切りが難しい場合には、定期的にご来院いただき、爪を切ることをお勧めします。
最近は「うさんぽ」というように、ウサギと一緒に外をお散歩する方も増えてきました。外に出る場合、外ノミやダニがウサギに寄生する場合があります。皮膚表面に寄生がないかどうかをチェックしてあげましょう。もし、ノミ・ダニの寄生が見つかった場合には、駆除薬を使用します。
うさぎは犬や猫とは異なり、1年中発情期のある動物です。ウサギは1か月に1日程度は発情が休止しますが、それ以外は「年中発情状態」が続きます。そのため、繁殖を考えない場合は発情時のストレスを軽減してあげるためにも不妊手術をお勧めします。
また、雌のウサギは3歳以上になると卵巣・子宮疾患のリスクが増し、年齢とともに増加していきます。
乳腺がんや、子宮腺がんも多い種類なので、事前対応が大切です。
病気のリスクを軽減する意味でも不妊手術を行ってあげましょう。
ウサギは人間の10倍のスピードで年を取りますので、定期的な健康診断をお勧めしています。
血球測定(白血球・赤血球など)や生化学検査(肝臓酵素など)を行います。
検査項目によっては、特殊検査項目を外部の検査センターに依頼することもございます。
一般身体チェックとして、全身の視診・触診・聴診をしっかりと行います。
特にウサギで多い歯のトラブルを防ぐため、口腔内のチェックも行います。
食滞は繊維質の摂取不足、毛などの異物摂取、ストレス、歯のトラブルなどから、胃腸の機能が低下して発生します。症状としては元気が無くなる、食欲不振、便の減少や異常、腹囲膨満などがあります。
ウサギは寝ているとき以外は、口の中でモグモグと食事を咀嚼していることが通常です。そのため、食欲不振が24時間以上続く時は注意が必要です。
治療は多くの場合に、点滴や内服などの内科的療法を用いて行います。原因として異物誤飲による閉塞などがあれば外科的治療を行うこともあります。
ウサギの歯は生涯伸び続けるため、自身で歯の長さを適切に保つことができなければ、歯並びが悪くなり不正咬合を引き起こすことがあります。不正咬合が起こると食事ができなくなることもあり、食滞の原因ともなります。
食欲不振、よだれや涙が出る、歯ぎしりをする、硬い物を食べない、などの症状が出ることがあります。
治療は歯の咬合の状態をチェックして、定期的な歯科処置(切断・研磨)や矯正などを行います。
当院では、ハムスターの診療として各種検査、健康相談、飼育相談などを行っております。
ハムスターでは皮膚の病気や消化器疾患が多く、食事内容や生活環境作りが重要となります。また、ハムスターは体が小さく、病状が出る前の対応が重要となります。
いつもと何か違うな?と思ったら病院へご相談ください。
ハムスターの仲間は20種類以上いると言われています。日本でペットとして飼育されるハムスターはゴールデンハムスター・ジャンガリアンハムスターなどの種類がほとんどです。
ハムスターは種類によって性格も異なります。
身体がとても小さいため、ちょっとした病気が命に関わることもあります。
そのため、日々の様子をしっかりと見てあげて、いつもと様子が違わないかなどを確認してあげましょう。
ハムスターは雑食性のため何でも食べてくれます。特に野菜・果物・種子などを好んで食べる子が多いのですが、水分量が多い野菜や果物は下痢に繋がる可能性もあるため、量を調整してあげるようにしましょう。また、種子もカロリーが高いため、多く与えすぎると肥満の原因にもなります。
食事にも様々ありますが、ペレットを主食とすると栄養バランスを保つことができます。
ハムスターは夜行性のため、夕方頃に食事を取り換えてあげましょう。一度に食べる子は少なく巣箱などに食事を貯めることもよくあります。きちんと食べているかは毎日チェックしてあげましょう。
ハムスターはもともと温度が一定に保たれる地下に巣を作る動物です。そのため、温度変化に強い動物ではないため、適切な温度管理をしてあげましょう。
ケージは直射日光の当たらない場所を選んであげましょう。また、室温が約 5℃の低温環境になると、巣で冬眠するので気を付けましょう。
クロストリジウム、カンピロバクター、大腸菌などの細菌が原因とされる病気です。水のような下痢をします。症状が重くなると、急激に体内の水分が奪われていくため、衰弱が進行し、短期間で死に陥る場合があります。
感染の原因として考えられるのは、環境変化などによるストレスが大きな原因となると言われています。
触りすぎたり、ハムスターに負担になることは極力避け、安定した環境づくりをしましょう。
食べ物やケージ内の床材などが原因となって発症するアレルギー性皮膚炎、皮膚に寄生しているニキビダニが増殖することによるニキビダニ症、細菌感染による細菌性皮膚炎などの皮膚トラブルを起こすことがあります。
皮膚トラブルでは、脱毛、発疹、フケ、炎症などが症状として見られます。定期的にハムスターの皮膚の状態をチェックしてあげましょう。
金網ケージなどをかじることで歯が曲がり、上下の歯が噛み合わなくなることで不正咬合が起こったり、歯の周りの炎症が起こることもあります。ケージなどをかじっているのを見かけたら注意をしておきましょう。
また、食事による頬袋の損傷による頬袋脱にも注意をしてあげましょう。頬袋に引っ付きやすい食べ物などは要注意です。頬袋が出てしまっていたり、炎症、膿瘍、腫瘍が生じていることもあります。
当院は、診察させて頂く鳥の種類を制限させて頂いております。
セキセイインコ、文鳥、十姉妹、オカメインコ、ダルマインコが好きです。
原因が昔の分類と異なり、大きく分けて4つになりました。
ですが、当院に来院するケースは、複合的な原因のようです。
衛生面も含めて配慮して、治療薬を内服すると結果は良好になります。
発情に伴って、腹部に卵が触知されてから24時間以内に産卵されない場合は卵塞です。原因は、5種類ほどになりますが、症状は、うずくまる、沈鬱、膨羽、食欲不振、長時間のイキミ、呼吸促迫などです。最悪は、ショック死です。とにかく早めのご来院をお願いします。
普通の細菌よりも大きくて太い【真菌(かび)】が、腸内に繁殖して体調を悪くさせる病気です。正式名称は、マクロラブダスと言うカビです。 このカビは胃に生息するので、感染が進行すると胃炎になり食欲減退、元気消失し、時に吐き気や嘔吐を起こします。
早期発見、早期治療だと、再発率を減らせます。 気付くのが遅いと、治りにくいです。
特に、ビタミン不足で体調を起こす動物です。
ビタミンを補給してあげればよいのですが、実際は小さい時からのフードをペレットにするなど、元々の食生活を変えていかないと再発する病気です。