【こんな症例も治りますシリーズ 884】 『 セカンドオピニオン診療 : 犬の抗生剤が効かない難治性膣炎(薬が効きにくい大腸菌による膣炎) 』も 適切な診断と治療で治します

↑ 上のイラストは、膣炎のワンちゃんから細菌の検査をしている様子です。
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■ 左: 滅菌綿棒で膣分泌物を採取し、細菌培養・薬剤感受性検査を実施。
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■ 右: 抗生剤が作用しても生き残る耐性菌のイメージ。
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■ 検査結果に基づく適切な抗生剤の選択が治療成功の鍵となります。

 

犬 ミニチュア・ダックスフンド 6歳 メス(避妊手術済み)

 

 

【 陰部からおりものが出ていて、抗生剤を飲んでいるが良くならない 】とのことで来院されたワンちゃんです。

 

 

 

◆◆ 陰部から分泌物(おりもの)が出ている場合、避妊手術をしていないメスでは、子宮蓄膿症(子宮に膿がたまる病気)のような、緊急性の高い病気の可能性があります。

 

 

■ 今回は、避妊手術済みであったことと、超音波検査(エコー検査)で子宮の中に液体がたまっていなかったことから、『 膣炎 』と診断しました。

 

 

■ 膣炎になると、陰部が赤く腫れたり、オリモノが出たりするようになります。

 

 

■ 原因には、細菌、ウイルス、腫瘍、膣の生まれつきの異常、異所性尿管(おしっこの管が、本来とは違う場所につながっている異常)などがあります。

 

 

■ 今回は症状が長く続いていたため、膣の分泌物の培養検査(どんな細菌がいるかを調べる検査)を行いました。

 

 

■ その結果、大腸菌が見つかり、この大腸菌には複数の抗生剤が効かない(耐性を持っている)ことが分かりました。

 

 

 

 

■■ 感受性試験(どの抗生剤が効くかを調べる検査)の結果に合わせた抗生剤を処方し、膣の洗浄を行ったところ、1週間ほどでオリモノはみられなくなりました。

 

 

■ 膣炎の原因はさまざまで、再発も多いため、今後も注意深くみていきたいと思います。

 

 

■ 抗生剤を飲んでいてもオリモノが良くならない場合は、早めにご相談ください。

 

 

 

 

獣医師 長谷川英哲

 

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