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2019年5月30日(木) 【こんな症例も治ります シリーズ285】 犬の落葉状天疱瘡 も的確な診断と治療でコントロールします。


皮膚にカサブタが沢山あります。 調べてみると落葉状天疱瘡と分かりました。

参照サイト:

https://bit.ly/2YVqlSB

 

 

犬 5歳11カ月 オス(未去勢)

 

【他院に通院中だが、全身がカサブタだらけで痒みがひどい!】というワンちゃんです。

 

■ 皮膚を診てみると、よくある皮膚病の所見とは違うなという印象があり、通常の皮膚検査に加えて皮膚の病理組織検査を行わせて頂きました。

 

■ 検査の結果、落葉状天疱瘡という珍しい皮膚病であることがわかりました。

 

■ 落葉状天疱瘡は、自己免疫性皮膚疾患の一つです。

自己免疫性疾患とは、自分を外敵から守ってくれるはずの免疫系がおかしくなってしまって、自分自身を攻撃してしまう状態のことです。

 

■ 落葉状天疱瘡の場合は、皮膚の角化細胞同士をくっつけている接着蛋白に自己抗体が結合して、くっつけなくなり、角化細胞同士が離れてしまう事により水泡を形成したり、細菌感染をひどく起こすようになってしまいます。

 

■ 治療方法としては、免疫の暴走による病態(病気)のため、免疫抑制療法を実施します。

免疫抑制療法と同時に、細菌感染を起こした皮膚を落ち着かせるためにシャンプー療法や抗生剤の内服も行います。

 

■ 今では皮膚の痒みはなくなり、毛もしっかり生えてきてくれています。

一般的な皮膚病所見と違う場合はしっかり精査を行って、根本治療を行うことが重要な症例でした。

 

獣医師 新美綾乃

【記事情報】投稿者: ニコわく♪ スタッフ | 投稿日: 2019年5月30日(木)

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