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2019年4月28日(日) 【 こんな症例も治りますシリーズ278 】 犬の免疫介在性血小板減少症 も的確な診断と治療でコントロールします。


血液を固める【血小板】の凝集塊です

参照サイト:

http://u0u0.net/OXzw

 

犬 14歳4ヵ月 メス(避妊手術済み)

 

【 内出血の跡が広がっているというワンちゃんでした。 】

 

■ 血液検査をしてみると、出血時に止血するため働く血小板という血球が、血液中にない状態でした。

 

■ 血小板減少が認められる場合は、骨髄が血小板を作ることが出来ない場合や、免疫のトラブル、どこかで大きな出血があり血小板が使われてしまって足りていない場合など、が考えられます。

 

■ 早急に全身精査を行わせて頂いたところ、身体の中に大きな出血などはなく、免疫介在性血小板減少症という免疫の病気の可能性が考えられました。

 

■ 本来、免疫とは、身体の中の敵から体を守るために働くものですが、免疫介在性血小板減少症の場合は身体に必要な血小板を身体の敵とみなし、破壊してしまう免疫の暴走による病気のことです。

 

■ 免疫の暴走による病気の為、免疫抑制を行うことが治療となります。

数日後に血小板の数値を測定すると、徐々に血液中に認められるようになり、免疫抑制剤による治療を行い始めて3週間した頃には、正常値まで回復してくれました。

 

■ それと同時にワンちゃんの内出血の跡も落ち着いてきました。

 

■ その後は徐々に免疫抑制剤の量を減らしていき、再度免疫の暴走が起きないか定期チェックを行います。

 

■ このワンちゃんの場合は、薬を減らしすぎると血小板だけでなく、赤血球も免疫の暴走の影響を受けて貧血になってしまうことが確認されたので、定期的に薬による副作用や数値の悪化がないかのチェックを行っています。

 

■ こういう血球の異常は、健康診断の時に偶然見つかることが多いため、定期的な健康診断をオススメします。

 

獣医師 新美綾乃

【記事情報】投稿者: ニコわく♪ スタッフ | 投稿日: 2019年4月28日(日)

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