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2019年3月4日(月) 【 こんな症例が治りますシリーズ277 】 犬の肝細胞癌 も 的確な治療で治します。


腹腔鏡で肝臓の一部を観察している様子です

参照サイト:

 

http://ur0.link/VmvS

 

 

犬 ゴールデンレトリバー 9歳 メス 避妊手術済み

 

【 最近元気がなく、食欲も減り気味 】というワンちゃんが来院されました。

 

■ ゴールデンレトリバーは、7歳以上になると色々な病気が発生しやすいので、『加齢性(年齢性)のお疲れ』と言うような軽い診かたではなく、しっかりと全身のスクリーニング検査をさせて頂く事にしました。

 

■ この犬種は、甲状腺ホルモンの低下によっても同じような症状が現れるので、そのホルモンも検査をしました。

 

■ 画像診断のレントゲン検査と超音波検査では、明らかに肝臓に大きなシコリが診断されました。

 

■ 肝臓は、一つの大きな塊の臓器ではなく、6つの部分(肝葉)に分かれています。 肝臓の腫瘍の場合、良性のモノもあるのですが、悪性のモノは全体に拡がってしまうタイプと、1つか2つの肝葉に独立しているタイプがあります。

 

■ 今回のワンちゃんの場合は、外側左葉という部分だけに限局しているタイプでしたので、手術は簡単なレベルに入ります。 右側にある肝葉の腫瘍の手術は、コツが必要なので難易度は高くなります。

ですから、このワンちゃんはラッキーでした。

 

■ 肝臓の腫瘍は、皮膚の上から針を刺す検査をして『良性か悪性か』調べる方法を取る先生もいますが、もし悪性で転移しやすい腫瘍の場合、検査実施時に【皮膚に転移】させてしまう事もあるので、【腹水が発生している時】以外は、当院ではリスクを避けるために細胞診検査は、原則的に行いません。 もし、検査を行った際は、皮膚にマークをして後で皮膚も切除すればよいと言われていますが、必要最小限の検査で行いたいからです。

 

■ 手術は、難易度が低いと言っても、大型犬の肝臓を手術する時はちょっと大変です。

お腹を開けると、術前に検査してあった通りの腹腔内の状態でしたので、腫瘍のある肝葉を完全切除して【病理組織検査を専門機関に依頼しました】。

 

■ 結果は、『肝細胞癌』でした。 ワンちゃんは、手術後の経過も良く、元気も以前の80%位まで取り戻しました。 手術成功です。

 

■ 飼主様と今後の事について相談しまして、最終結果として『これ以上負担をかける抗がん剤治療は行わない』事になりました。

 

■ 私共は、統合医療の【生活の質を整え上昇させる】方法なども悪性腫瘍(がん、肉腫)などに対して用いておりますが、今回はご家庭の事情も考えて飼主様がご遠慮されました。

 

■ 当院は、飼主様のご事情も考えて、今後も最適なプランを御提案してまいります。 何か気になる事がございましたら、ご遠慮なくご相談ください。

 

■ 当院には、オンリーワン医療として、一般病院には無いような【医療方法】を用いた治療も出来ますので、セカンドオピニオンとしてもご利用下さい。

 

獣医師 高橋 俊一

【記事情報】投稿者: 院長 | 投稿日: 2019年3月4日(月)

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