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イヌが大好き、ネコが大好き、どうぶつだいすき~!

 

 

 

参照サイト:

貧血している犬の口腔粘膜が“白い”ですね。

https://goo.gl/5Dx7TQ

 

イヌ 3歳7ヵ月 メス(避妊手術済)

 

【 食欲低下、疲れやすい、粘膜が白い 】との主訴で来院されたワンちゃんです。

 

■ お話をお伺いしているうちに、昨年も同時期に同じような状況になり、その際は原因不明の貧血と診断された経緯があるとのことでした。

 

■ 血液検査の結果、重度の貧血に陥っていることがわかりました。

 

■ そして、貧血の中でも、【再生性貧血】という種類だという事がわかりました。

 

再生性貧血とは、骨髄で新しい赤血球がどんどん作られているけど、それ以上の速さで全身を循環している赤血球が壊されたり、どこかから大きな出血があり、結果重度の貧血に陥ってしまうものです。

 

■ このワンちゃんの場合、血液検査以外の精密検査も行い、【 IMHA(免疫介在性溶血性貧血) 】を疑いました。 IMHAとは、末梢の血液循環の中で、免疫の暴走により、自分で自分の赤血球を破壊してしまう血液の病気の一つです。

 

★ 本来免疫とは、身体を敵から守るために働くはずですよね。

それが、このIMHAとは、免疫に変なスイッチが入ることによって身体にとってとても大切な赤血球を敵だと考え、壊してしまうのです。

 

■ IMHAの治療を数日間集中的に行うため、入院治療を行いました。

免疫の暴走を止めるために、免疫抑制を中心とした治療を行いました。

入院中、定期的に血液検査を行っていったところ、少しずつ赤血球が血液中に見られるようになってきました。

 

■ その後は、免疫抑制の治療を、お薬で状況を見つつ、ゆっくりと薬を減量していく治療方法に切り替えました。

 

■ そして、治療開始から6ヵ月、、、ついにお薬を全てストップすることができました!!

今は定期的に血液の検査を行いながらIMHAの再燃(再発)が起こらないか経過観察をさせていただいています。

 

■ 初診時はとても苦しそうでしたが、今は診察にいらっしゃるとスタッフみんなに甘えて、尻尾をぶんぶん振って、力強く鳴いてくれて、とても嬉しいです!

 

■ 一言に、【貧血】といっても様々な原因が考えられ、治療方法はどれも全く異なったものになってしまいます。

誤った治療を行うと取り返しのつかない事もあり得ます。

 

■ 動物さんは体調の変化を隠してしまいます。

体調不良を訴える時には進行し、重症になってしまっている事も多々あります。

動物さんが普段と違う、と感じた時は早めに来院されることをオススメします(^^)/

 

獣医師 新美綾乃

 

 

【記事情報】投稿者: ニコわく♪ スタッフ | 投稿日: 2018年2月28日(水)


 

 

 

 

参照サイト:

https://goo.gl/ze3V4U

 

 

 

14歳の避妊済みメスのシーズーです。

 

【 9ヵ月前から全身に皮膚炎があり、ずっと内服薬を飲んでいるが悪化してきた 】とのことで、当院の皮膚科専門外来に来院されたワンちゃんです。

 

■ リュウマチの既往歴があり、ステロイド剤と抗生物質をまぜたシロップを長期に渡り処方されていたようでした。

 

■ 大きな脱毛部位は背中に数か所あり分泌物が固まり、カサブタになっていました。 足先や脇の下、下腹部、陰部まわりも赤くただれていました。

 

ひどく舐めてしまう足先などは、ガーゼを巻いて保護している状況でした。

 

■ ステロイドの内服歴が長くなると、副腎からのホルモン分泌がおかしくなり、クッシング症候群という病気になることがあります。 副腎については超音波検査、ホルモン測定など、精査をしましたが問題はありませんでした。

 

■ 皮膚炎については、ステロイド剤の反応や痒みの出方などから食事性アレルギーの疑いが高く、また毛包虫の寄生も多数確認されました。

 

■ ステロイド剤の内服は少しずつ減らしながら外用薬で痒みをコントロールし、保湿クリームで保護していきました。

毛包虫に関しては、長期作用のあるブラベクトというノミダニ駆除剤を処方したところ一週間後には寄生数も減り、死亡している毛包虫が確認されました。

 

■ 食事に関しては、今まで主に摂取していたドッグフードやおやつに含まれている成分を確認し、アレルギー源となりそうな鶏、大豆、小麦を避けるようにして頂きました。

 

■ 食事の改善から1週間後には舐める回数が減り始め、その後カサブタの範囲もどんどん縮小し、カサブタが完全に消失すると発毛が見られ始めました。

初診から3か月後には皮膚炎があったとは思えないほど全身ふさふさの状態に戻りました。

 

★ 今では定期的にトリミングのご予約を頂き、フサフサの毛をカットさせて頂いております。

 

■ 飼主様もワンちゃんも長期に渡り痒みや分泌物のにおいなどに悩まされていましたが、適切な治療で改善されて本当によかったと思います。

 

獣医師 新井澄枝

 

【記事情報】投稿者: ニコわく♪ スタッフ | 投稿日: 2018年2月28日(水)


 

 

 

 

 

 

 

 

 

2歳 未避妊メス トイプードル

 

【 頭を振ったり耳を搔いたりといった症状の外耳炎の治療を6ヵ月間しているが良くならない 】、とのことで来院されたワンちゃんです。

 

■ セカンドオピニオンという事で、最初にしっかりと検査をさせて頂き、治療方針を立てる事にしました。

検査の結果、マラセチアという酵母の仲間がたくさん見つかりました。

 

 

■ このマラセチアは高温多湿で脂っぽい所が大好きなので、耳の中という湿気がこもりやすく耳垢がある環境はうってつけなのです。

 

■ 他院様からの転院であり、種々な抗生物質・抗真菌薬は既に使用された治療を行っている可能性が高い事、病原性酵母にも抗真菌薬に聞かなくなってしまう多剤耐性菌がいる事、などが問題点としてリストされました。

 

 

■ そこで、今回はしっかりと耳垢を洗浄し、耳垢の量を抑える治療を選択いたしました。

そうすると、なんと1週間後には耳の痒みはほとんど治まり、1カ月以上経った今でも再発はしていません。

 

■ このように、同じ外耳炎という診断でもしっかりとした検査をしたうえで治療を慎重に選択することで、違った結果が得られることもありますので、慢性的な耳の痒みにお困りの方も是非ご相談ください。

獣医師 冨田 浩平

【記事情報】投稿者: ニコわく♪ スタッフ | 投稿日: 2018年2月28日(水)


 

 

 

https://goo.gl/ffqbQz

 

 

 

9歳 避妊済み メス ミックス猫です。

 

【 外出中に猫に咬まれてしまった 】という事でいらっしゃいました。

 

 

■ 診察をしてみると、咬まれた傷はすでにふさがっていましたが、その周囲がパンパンに腫れている状態でした。

 

■ 元気と食欲も共にかなり落ちており、このままですと亡くなってしまう可能性もある危険な状態でした。

 

■ 猫の咬傷はショック死の可能性がある事、薬による治療だと完治せず再発を繰返す危険性がある事から、早急に手術できれいにしてあげるのが一番だと考えました。

 

 

■ しかし、、、飼主様の希望を優先し、全身麻酔をしないで通院での治療をすることになりました。

かなりリスキーな選択でしたが、多臓器不全になる事だけは避ける治療を行いながら、治療を行いました。

 

 

■ まずは、膿を出来る限り洗い流し、感染の状況と検査結果を踏まえて、適切な抗生物質を選択していきます。それと併せて点滴で全身の状態を整えてあげる事が大切になります。

 

■ 加えて、身体の中に細菌が残らないように、傷口に人工的な管(ドレイン)を設置し、頻繁に消毒洗浄してあげると、日に日に膿の量が減っていきました。

 

 

■ 膿が出なくなってからも2週間はお薬を飲んで頂き、なんとか再発を抑えることが出来ました。

 

■ 今回は上手く完治してくれましたが、毎回うまくいくとは限りません。 猫ちゃんの為にも出来る限り室内だけで飼って頂く事をお勧めいたします。

 

獣医師 冨田浩平

 

【記事情報】投稿者: ニコわく♪ スタッフ | 投稿日: 2018年2月28日(水)


左は正常の子宮・卵巣、右は子宮蓄膿症です。

 

参照サイト:

https://goo.gl/Pv7UjC

 

 

犬 9歳5ヵ月 メス(未避妊メス)

 

【 3日前から食欲と元気が無い。今朝から吐いている 】というワンちゃんです。

 

■ 身体検査では、ワンちゃんの下腹部がパンパンに膨らんでいて、とてもぐったりしている様子でした。

発情の時期をお伺いすると、2か月前くらいだった、とのことでした。

 

■ 血液検査、レントゲン検査、および腹部の超音波検査などをさせて頂きました。

 

■ レントゲン検査および超音波検査では、子宮が重度に腫大していました。

血液検査では、白血球数が重度上昇(50,000/ul)しており、以上の検査結果から子宮蓄膿症を疑う状況でした。

 

■ 早急に子宮・卵巣全摘出術を行いたい状況でしたが、このワンちゃんの場合、心臓が悪く、雑音が聴診されていたため、心臓の状況を把握するため、心臓の超音波検査を行いました。

 

心臓は、左の心臓の中央にある【 僧帽弁が閉鎖不全症 】になっており、その影響で血液の逆流が起きていたのです。 いわゆる心臓の老化現象の一つです。

 

■ 心臓病の状況を把握したうえで、適切な麻酔薬を厳密に選択し、手早く手術を行いました。

 

■ 怖いことに、開腹した時には、お腹の中に既に膿が出ている状況でした。

微量でしたが、間違いなく子宮から出た膿液だと判断しました。

 

子宮は多量の膿汁で腫大していました。

腹腔内にこれ以上漏れないように注意しながら摘出を行いました。

 

■ 念のため卵巣も含めた病理組織診断検査を行ったところ、悪性腫瘍は否定されました。

摘出した子宮から少量の膿を採取して、細菌培養検査を実施し、その後は検査結果に基づく抗生物質の投薬を行いました。

 

■ このわんちゃんは、今では元気にお散歩で走り回っています!

そして、手術の前の検査でわかった心臓病および甲状腺機能低下症の治療を同時に行っています。

 

子宮蓄膿症とは、発情後に免疫が下がる時期に細菌(大腸菌など)が子宮内に侵入します。

そして、子宮の入口が閉じられてしまっているため膣から侵入した細菌は増殖をし、子宮蓄膿症となってしまうのです。

 

★ この子宮蓄膿症の怖い所は、放っておくと血液凝固能力に問題を来たし、腎臓病を中心とした多臓器不全になり、急性の過程で亡くなってしまうことが多い事です。

 

■ 最近このような子宮蓄膿症で緊急手術を行う症例が多数来院されます。

このワンちゃんのように、高齢になる事で、心臓病やその他病気がある状況だと、非常に麻酔・手術リスクが高くなります。

 

■ 【かわいそう】【自然が一番】といって、予防できる病気になる状況を作ってしまうよりも、将来なる可能性のある病気の予防をしっかりしてあげましょう。

 

獣医師 新美綾乃

 

【記事情報】投稿者: ニコわく♪ スタッフ | 投稿日: 2018年2月28日(水)

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