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イヌが大好き、ネコが大好き、どうぶつだいすき~!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

猫 去勢オス 22才

 

【 今朝から連続で吐いていて、立ち上がらない 】との事で来院されました。

 

■ この子は慢性腎臓病があり、心雑音もあるため、体調不良の原因となる病気の種類によって、治療法が大きく変わってくることが問題でした。

 

■ 検査の結果上、心臓は今回の体調不良と関係がないと判断しましたが、意外にも腎臓病もそれほど悪さをする数値ではありませんでした。

 

■ そこで、症状と急な脱水傾向から膵炎を疑って、その治療を始めたところ、翌日には良くなり始め、1週間経たずに通常通りの生活をおくれるようになりました。

 

■ 急性嘔吐の原因は胃腸に限らず、心臓、肝臓、膵臓、腎臓など様々な原因で引き起こされます。

 

■ 胃腸の病気なら緊急性は無いと判断し放置してしまうと、病気が悪化してしまう事もあります。

 

■ 犬、猫ともに、人と比べるとよく吐く動物ですが、それに慣れてしまうと重大な病気を見逃してしまう可能性があります。

 

■ もし、普段と違う吐き方をしたり、慢性的に吐くことがあれば、一度ご相談ください。

 

獣医師 冨田 浩平

【記事情報】投稿者: ニコわく♪ スタッフ | 投稿日: 2019年9月15日(日)


 

 

 

 

 

猫 15歳10か月 オス(去勢手術済み)

 

【数日前に下痢になり、急に倒れてしまった】というネコちゃんです。

 

■ 身体検査等を実施している時にドロッとした膿尿を排泄しました。

 

■ 状況と検査結果を総合的に判断すると、下痢を起こした時に陰部周りが汚れ、細菌が尿道から膀胱内に入り膀胱炎になり、そこから細菌が全身に回り敗血症(体がバイ菌に負けてしまう病気)になったことで、ショックを起こし倒れてしまったと考えられました。

 

■ 通常体に細菌感染が起こった場合は、体の免疫調節機構により、今回ほどの重度の感染症を引き起こす事は基本的にはないのですが、、、

 

※ このネコちゃんは、以前から罹患している病気の関係で免疫抑制剤を飲んでいたため、異常な細菌感染を全身に起こしてしまったのです。

 

■ 敗血症状態に陥ると、命を助ける事は非常に難しくなります。

 

■ なんとか助けてほしい、という飼主さんの協力の元、院内で行えるモニターを全て駆使して治療をさせて頂きました。

 

■ 特に大変だったのは、敗血症に陥ったことで、血管の中の水分が全部血管の外に漏れ出てしまい、心臓に戻る血液量が足りず、全身に送り出せる血液が足りなくなってしまっていたため、多臓器不全を起こしかけていました。

 

※ そのため、心臓の中の血液の容積と血圧をモニターしながら点滴の量及び使用する薬剤を選択し、治療を行いました。

 

■ 入院3日目くらいから少しずつ血圧管理が猫ちゃんの体内で行うことが出来るようになってきて、入院6日目に奇跡的に帰宅することができました。

 

■ 1年以上前の出来事ですが、今でも元気に通院して下さっています。

 

■ 敗血症という状態は、菌に身体が敗北している状態のため非常に危険なのですが、飼主さんの協力の元、何とか助けてあげられて本当に良かったと思います。

 

■ 単純な下痢でも、今回のように危険な状態に陥ってしまう事もあります。

動物さんの体調の変化があったらできるだけ早く来院されることをオススメします。

 

獣医師 新美綾乃

【記事情報】投稿者: ニコわく♪ スタッフ | 投稿日: 2019年9月15日(日)


 

 

参照サイト:

https://bit.ly/2kkJZsP

 

 

 

 

犬 9才0ヵ月 オス(未去勢)

 

【吐く。食べない。お腹が痛そう。キャンと鳴く。元気がない。】というワンちゃんです。

 

■ 検査を実施してみると、レントゲンで胃ガスが多量あり、超音波検査で胃腸を確認すると、異物が可能性として考えられました。

また、上記の主訴の場合に、犬では急変することが多い急性膵炎も鑑別疾患に入ります。

 

■ 細かくお話を伺うと、床に引くクッション製剤のマットを細かく砕いて食べたかもしれないということでした。

 

■ そのため、催吐処置およびバリウム処置を行う事で、胃腸内の異物を排泄させる治療を行いました。

また、急性膵炎の可能性も考え、入院下で点滴治療も行いました。

 

■ 催吐処置では、食べたものが胃内に停滞していたため、未消化物を吐き出しました。

バリウム処置を行うと、バリウムが胃腸を流れていく中で、細かく砕かれた異物が腸内を移動しているのが確認されました。

 

■ 数日後、バリウムと共に異物は全て排泄されました。

それに伴い、元気食欲も改善してくれました。

膵炎にしては、外部検査機関で調べる特殊検査の数値が異常に高く、経過を診ながら継続治療とさせていただきました。

 

■ 今の時期だと、「夏バテなのかな?と」食欲が低下しても様子を見てしまいがちですが、病的な食欲不振の場合もあります。

普段と違うことがあれば、早めに来院されてください。

 

獣医師 新美綾乃

【記事情報】投稿者: ニコわく♪ スタッフ | 投稿日: 2019年9月15日(日)


いつも動物たちのケアをして下さり、ありがとうございます。

 

★ 今回は、日頃、皆様が見れないところの世界をお見せしたいと思います。

 

その世界とは、ワンちゃんの【歯周病】です。 歯周病とは、歯の周りが炎症をもったこと、と思われている方が多いです。

 

⇒ 日頃の診察をしていると、誤解されている方が多いと感じます。

 

⇒ しかし、歯を支えているアゴ骨が溶けている状態、もう少し丁寧に説明しますと、歯周組織(歯肉、セメント質、歯根膜、歯槽骨)が炎症を起こす病気が、【歯周病】の定義の正解です。

 

と言っても、イメージが描きづらいと思いますので、今日はCT画像で歯周病をお見せしたいと思います。

 

最初に、正常の骨のCT画像をお見せいたします。

ワンちゃんの【正常な歯科CT(右側)】です

 

 

 

次に、歯周病のCT画像です。

異常なアゴの状態が分かりますか? ワンちゃんの歯周病の歯科CT(右側)です。

 

 

 

違いが分かりますか?

ちょっと、分かりにくいかもしれませんので、一部を拡大します。

 

 

 

 

そうなのです。 犬は虫歯になる事が少ないために、歯は綺麗なのですが、歯を支えている骨が溶けている事が多いのです。

 

 

■ 動物の歯周病菌の首謀者(原因の主な源)は、分かっています。

 

Porphyromonas gulae C 型 fimA 株という細菌なのです。 『ポルフィロモナス グラーエ Cがた フィムAかぶ』、と呼びます。

 

頭が痛くなっちゃいそうな名前ですね。 私達は、P. gulae fimA(ピー グラーエ フィムA)と略して呼ぶようにしております。

 

この細菌の線毛というものの遺伝子の分類がありまして、、、 難しくなっちゃうので止めますね。

 

 

■ ところで、歯周病は【バイオフィルム(菌膜)が原因になっている】病気なのです。

 

またまた、ちょっと難しいですね。 ごめんなさい。

 

簡単に言うと、何層もある粘液のようなネバネバや、歯石などによって保護されている微生物で構成されている塊を【バイオフィルム】だと思って下さい。

参照サイト:

https://bit.ly/2kBXuEz

 

 

実は、【上に書いたP. gulae fimA】は、空気が無くても増殖できる菌の仲間の【嫌気性菌】なので、バイオフィルムで空気を遮断されると繁殖しやすくなります。

 

 

■ では、どうやれば良いの?

 

今、付着している【歯石除去】をするのが一番ですが、、、

 

それが出来ない時は、当院独自の○○○○を使ったケアをすると、徐々に良くなります。

 

また、定番の【P. gulae fimAを減少させる口腔ケア製品】をお勧めしております。

 

 

★ とても重要な事なのですが、悪化していない状態なのに、抗生物質を使うのは、禁止事項だと思っています。

 

 

■ 今、これまた独自の簡単な【ケア製品】を開発中でして、近日中に発表できると思います。

お楽しみになって、今しばらく、お待ちください。


院長

高橋 俊一

【記事情報】投稿者: 院長 | 投稿日: 2019年9月9日(月)


犬の上顎にある歯のレントゲンです。 歯の根っこの周囲が、黒くなっている所に歯周病があります。

参照サイト:

https://bit.ly/2U3AD22

 

犬 トイプードル 11歳6ヵ月 オス(未去勢)

【 1年前に歯石除去をしたのに、その直後も口がずっと臭い状態が続く 】というワンちゃんです。

 

■ 口腔内を見てみると、主に上顎の歯がほぼ歯石で埋め尽くされている状態でした。

 

■ 一度、歯石除去をしたのに口腔内が臭い続ける場合は、歯根部が歯周病原因菌によって歯を支えている骨が融けて腐っていることが多いです。

 

■ 今回のワンちゃんも、歯石除去を行ってから歯の状況を確認すると、歯根部が融けて歯石により歯が支えられている状態でしたので、腐っている歯は全て抜歯させて頂きました。

 

■ 抜歯後は以前よりも食欲が上昇し、口臭が全くない状態がしっかりと続いているようです。

 

■ 抜歯するとご飯が食べられないんじゃないか・・・

抜歯すると痛みが強いんじゃないか・・・

などなどご不安な事はたくさんあるかと思いますが、

 

■ 抜歯することでグズグズしていた歯根部の違和感が無くなることで、

 

■ 食欲増進されたり、歯周病起因性の心臓病・肝臓病・腎臓病の予防にもつながるため、むしろ適切な処置を行うことで動物さんの生活の質は高くなります。

 

■ ワンちゃんや猫ちゃんの口臭が気になる方は、一度口腔内の状況を確認させて頂いたうえで、どういう処置が一番動物さんにとって良いか一緒に考えていきましょう\(^o^)/

 

獣医師 新美綾乃

【記事情報】投稿者: ニコわく♪ スタッフ | 投稿日: 2019年9月9日(月)

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