【こんな症例も治りますシリーズ 715】『 犬が砂利を舐めて食べる 』も適切な診断と治療で治します

 

 

犬 13歳 パピヨン メス(避妊手術済み)

 

 

【 外で飼い主様が立ち話をしている間に砂利を舐めてしまった。 その後、嘔吐、下痢に砂利が出て来た 】とのことで来院されました。

 

 

 

◆◆ レントゲンでは、小腸内に砂利が残っている状態でした。

 

■ 体調はそれほど悪くなさそうなので経過観察をしているところですが、腸閉塞の恐れもあるので注意が必要です。

 

■ 砂利をなめて体調を崩すワンちゃんは、当院にも時々来院されます。

 

 

 

◆◆ ある獣医師専門サイトで、砂利をなめる原因について100名の獣医師アンケートの結果が掲載されていました。

 

 

■ 原因と思われる項目で『 獣医師が同意したもの 』を挙げると

 

 

① 犬の好奇心

 

② ストレス

 

③ ミネラル不足

 

④ 犬だけの長時間の留守番

 

⑤ 満足な散歩ができていない

 

⑥ 寄生虫の感染

 

 

■■ 特に『 好奇心やストレス 』について、多くの同意がありました。

 

 

■ 少数ですが『 脳の腫瘍や腎臓病など病気が原因 』として挙げている獣医師もいました。

 

 

■ 砂利を食べるのを予防するには

 

 

① 十分な散歩と運動をする

 

② 犬が落ち着ける様な環境を整える

 

 

 

※ これらについて同意する獣医師が多かったです。

 

 

 

 

■ ごく当たり前なことですが、ストレスなく快適に過ごせる様に配慮することが大事です。

 

 

 

■ また散歩中はワンちゃんから目を離さないことも大事です。

 

 

 

■ 砂利を舐めそうになったら、おやつや声がけなどで気を逸らせてください。

 

 

 

■ 砂利をなめるクセがあるワンちゃんは、是非一度、健康状態をチェックしに来院してくださいね。

 

 

 

獣医師 新井澄枝

 

 

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