【こんな症例も治ります シリーズ289】 犬の腹膜炎を伴う急性膵炎 も 適切な診断と治療でコントロールします。

膵臓のイラストです。 右の赤い所が、膵炎を起こしている膵臓です。

参照サイト:

https://bit.ly/2RI8UTg

 

犬 14歳1ヵ月オス(去勢手術済み)

 

【 朝から吐き続けていて、ふらついている 】というワンちゃんです。

 

■ 身体検査をしてみると、腹痛がひどく、立ち上がろうとしても力が入らない状態でした。

 

■ 早急に全身精査を行ったところ、炎症時に上昇する数値が高値を示し、超音波(エコー)検査で膵臓が腫れて、膵臓の周囲が真っ白になっていたため、腹膜炎を伴う急性膵炎と判断し、入院下で早急に治療を開始しました。

 

■ 呼吸速迫、力が入らない、腹部の疼痛、白血球数の上昇、急性炎症蛋白の上昇など、膵炎の中でも重症度の高い状況のため、入院治療としました。

 

■ 入院初日から症状の改善を期待して、犬の急性膵炎時の消炎目的として発売された新薬を取り入れた治療も行いました。

(※十分に安全性は確認されている注射薬です。)

 

■ それ以外にも点滴、鎮痛剤、食事療法、また当院が強みとするドイツ式自然療法のホモトキシコロジー療法をうまく組み合わせて、総合的な治療を行いました。

 

■ 治療開始後、2日目くらいから明らかな症状の改善を認めるようになり、食事も自分で食べられるようになりました。

 

■ 『 膵炎 』という病気の診断技術は進歩していますが、今まで確立された膵炎の治療法は存在しておらず、早期治療が治療の経過を左右していたのが現状でしたが、安全性の確認された急性期の膵炎に対して新薬を導入することで、膵炎に苦しむ動物さんの症状を改善してくれることが実感できました。

 

■ 犬の膵炎は数時間から数日で体調が大きく変わってしまうため、いつもと違うことがあれば早めに来院されてください。

 

獣医師 新美綾乃

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