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2019年3月4日(月) 【 こんな症例も治ります シリーズ275 】 猫の珍しい血尿 も的確な診断と治療でコントロールします。


 

 

 

参照サイト:

http://u0u0.net/SZJE

 

 

猫 1歳3ヵ月 オス(去勢手術済み)

 

『 おしりを地面に擦り、トイレに何度も出入りして少量ずつの尿しか出ない 』というネコちゃんです。

 

■ レントゲン、尿検査では結石や細菌は認められず、赤血球のみが出ている状況でした。

 

■ そのため、ネコで多いストレスにより発生する特発性膀胱炎を疑い治療をスタートしましたが、治療に反応せず症状の改善も見られませんでした。

 

■ そのため、よりしっかりした精査として血液検査および腹部の超音波検査を実施したところ、左右の腎臓が普通の腎臓よりも白くなっており、腎臓に何かしらの炎症が起きている可能性が考えられました。

 

■ 本来であれば尿中に蛋白が出る事はありませんが、腎臓に炎症が起こっている場合は尿中に蛋白質が漏れ出てしまっている事が多いため、尿蛋白が漏れているかの追加検査を行ったところ、尿蛋白が多量に出ていることが分かりました。

 

■ 総合的に判断すると、本来は血液混じりで少量頻回尿は膀胱炎によるものが多いのですが、今回のネコちゃんは腎臓に炎症が起こり、腎臓から出血している可能性が考えられました。

 

■ そのため、腎臓内の血圧を抑える治療を行ったところ、一度にしっかり尿がでるようになり、以前から飼主さんが悩まれていた、オシリを地面に擦るという行動も解消されました。

 

■ 珍しい例ではありますが、一般的な治療に反応しない場合は、よりしっかりとした精密検査の必要性を改めて感じられました。

 

■ いつもと違う行動が見られることがあれば、早めに来院されることをオススメします。

 

獣医師 新美綾乃

【記事情報】投稿者: ニコわく♪ スタッフ | 投稿日: 2019年3月4日(月)

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