皮膚科専門外来担当の冨田です。
今回は「犬疥癬症の診断と治療」についてです。
まず、犬疥癬症の診断は症状と検査、治療の効果判定で行います。特に肘や踵、顔に症状が強く、痒みに伴って大量のフケが出る事が特徴です。
確定診断は皮膚に潜っているダニを見つけることですが、深いところにいるダニを見つけきれない事もあります。そういう時に闇雲にお薬を使用してはいけませんが、獣医師の経験と判断で治療をスタートすることも必要です。
また、疥癬症であれば、かなり早期に治療効果が期待でき、薬の安全性も高くなってきています。シャンプーや痒み止めでも治らない痒みがある場合は一度ご相談ください。
次回の皮膚科専門外来は【12月1日土曜日】です。初めての方も予約の枠が残っていますので、お気軽にご相談ください。