【 こんな症例が治ります シリーズ 192 】 ネコの三臓器炎・細菌性膀胱炎 も的確な治療で治します

 

参照サイト:

http://urx3.nu/uB9j

 

 

 

 

 

 

ネコ 17歳 メス (未避妊) です。

 

【 おしっこが頻回、少量ずつしか出ない 】というネコちゃんです。

 

■ 早速、お腹のレントゲン、尿検査をさせていただきました。

 

■ 尿検査にて、大量の細菌が出ていて、【 細菌性膀胱炎 】が起きていることが分かりました。

 

■ 女の子のネコちゃんの場合、尿道が短いので、少し陰部周りが汚れてしまうだけですぐに膀胱の中にたくさん菌が増えてしまい、細菌性膀胱炎になってしまいます。

 

■ 菌の増殖を抑えながら炎症を止めるために、抗生剤および抗炎症剤を使いながら、菌をおしっこ中に出すために点滴もさせて頂いたところ、頻回少量の尿だったのが、一回で必要量しっかりとでるようになり、再度尿検査をしたところ、菌は全くいなくなっていて、きれいなオシッコになっていました。

 

■ また、同じ時期に【 よく吐く 】ようになってしまい、お腹の超音波検査など詳しく診断課程をだどっていくにつれて、膵臓の炎症が疑わしくなっていきました。

 

■ ネコちゃんの場合、身体の構造上、十二指腸の炎症から胆管を介して胆のうや膵臓に炎症が広がることが多く、3つの臓器が炎症を持つ【三臓器炎】になりやすい、と言われています。

 

■ そこで、膵炎の時に上昇する酵素について測定したところ、正常値の約3倍の数値になっていたため、検査結果から総合的に考えて、【三臓器炎】と診断し、点滴と抗生剤のお薬、そして膵炎に効くドイツの自然医療のお薬を導入していきました。

 

■ 治療を開始して、二日目頃から徐々に食べるようになり、最後は自分からバクバクとご飯をしっかり完食し、もっともっと、とおねだりするような仕草も見られるようになりました。

 

■ 症状から考えられる検査をし、原因を見つけ治療をすることが、動物さんの健幸には一番近道かもしれませんね (^^)/

 

獣医師  新美 綾乃

 

 

 

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