【 こんな症例が治ります シリーズ 177 】 犬の爪折れ も的確に治療します。

 

 

 

 

 

 

参照サイト:

https://goo.gl/UlhJMQ

 

 

イヌ 14歳 オス(不妊手術実施済み) です。

 

【 前足を柵にひっかけたら爪から血がでてしまった 】とのことで来院されたワンちゃんです。

 

■ 足を診せて頂くと、人間の人差し指に相当する指の爪が根元から折れて出血している状態でした。

 

■ しかも、折れた爪の一部が完全にはがれずに残ってしまっていて、歩くたびに爪の根元が動き、痛みが生じている状態でした。

 

■ そこで、痛みが出ないように局所麻酔で鎮痛をし、ぶら下がっている部分の爪を取り去り、止血の処置をさせて頂きました。 化膿止めのため、抗生物質の内服も処方させて頂きました。

 

■ この【爪折れ】は、爪が伸びているワンちゃんやネコちゃんで、比較的よく見られることがあります。 ケージの柵や絨毯などに伸びた爪が引っかかり折れてしまうのです。

 

■ また、爪が極端に伸びてしまった子では、伸びた爪が巻爪になり、自分の肉球に食い込んでしまうこともあります。 特に、親指に多く発生します。 老猫の場合、太くなった爪が肉球に全指で刺さってしまい、本当に気の毒な状態になることもあります。

 

■ この様な状態になる前に、定期的に爪を切ってあげる必要があります。 お家で爪を切るのが困難な子もいるかと思いますので、月に一回は動物病院でお爪の状態をチェックするようにしましょう。

 

獣医師 齋藤隆太

 

 

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